2007年10月24日
ブリュメール18日参院選での自民の大敗は典型的な改革に対する反動で、簡単に言えば「ブリュメール18日」だ。ありとあらゆる「古い名前、古い法律、古い捕り手」が復活して時ならぬ「金権バラマキ政治」という亡霊の盆踊りを狂ったように踊っている。しかしオリジナルの田中角栄はある種のナポレオンだったが、小沢一郎はナポレオン3世の陽気なパフォーマンスもなく、喜劇にもならない。しかしこれも「55年体制」の残滓が最終的に破綻して一掃されるために必要な歴史の必然としての踊り場なのであろう。
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